フリマアプリの開発に必要な費用や期間とは?機能とともに解説

2022年12月19日

最近ユーザーが増えている人気アプリの一つに、「フリマアプリ」というジャンルがあります。

不用品を売却してちょっとしたお小遣い稼ぎができるメリットから、人気に火がついているサービスです。そのため、フリマアプリの開発を考えている企業の方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事ではフリマアプリに必要な機能から、開発にかかる費用や期間までを詳しく解説していきます。

フリマアプリとは?

フリマアプリとは、個人が所有していた不用品を売買できる「フリーマーケットができるアプリケーション」を指します。販売される商品は、洋服やバッグ、漫画などの本類、化粧品や家具に至るまで多種多様です。「メルカリ」「ラクマ」などの大手フリマアプリから、ハンドメイド商品を扱う「minne」、アニメやアイドルなどのオタクグッズを扱う「オタマート」のようなある分野に特化したアプリなどもリリースされています。

フリマアプリに必要となる機能

実際にフリマアプリに搭載されている機能には、どういった項目があるでしょうか。

出品者側と購入者側に分け、必要とされる機能についてご紹介します。

出品者側が利用するおもな機能

まず、出品者側が利用するおもな機能について解説します。

・写真のアップロード機能

出品するうえで必要になるのが、商品写真をアップロードする機能です。フリマアプリは中古品を扱うため、商品状態を確認するために必要な機能です。

・商品情報登録

写真のほかに、文字ベースでの商品情報登録機能が必要です。自分で文章を考えて入力していくものが一般的ですが、商品ジャンルごとにテンプレートを用意したり、本のバーコードを読み込むと自動で商品情報を入力できたりする機能などもあります。

・タグ付け機能

商品情報にタグを付けると、その商品を探している人が検索しやすくなります。商品カテゴリや商品名、ブランド名などの関連情報をタグにするケースが一般的です。

購入者側が利用するおもな機能

次に、購入者側が利用するおもな機能について解説します。

・商品検索機能

欲しい商品を検索する機能が必要です。キーワードから検索したり、商品のジャンルやブランドなどのカテゴリから検索できたりすると良いでしょう。

・お気に入り登録機能

欲しいと思った商品をお気に入り登録できると後から見返しやすくなり、利便性の向上に繋がります。

・決済機能

購入者が利用する機能では、決済機能が重要です。クレジットカードやコンビニ払いなど、さまざまな方法を用意しておくと購買意欲が上がると言われています。また、決済機能はユーザーの個人情報に直結する部分の一つなので、強固なセキュリティが必要です。

双方に必要な機能

先ほど紹介した機能以外にも、出品者と購入者の双方にとって必要な機能があります。

・ユーザー登録機能

利用する際に必要になる機能です。例えば、大手フリマアプリ「メルカリ」では、本人確認書類を提出したユーザーに対して「本人確認済みマーク」を付与しています。信頼できるユーザーかを確認するためにも必要な機能です。

・通知機能

取引に関する情報や運営からのお知らせなどを受け取れる通知機能があると良いでしょう。商品が購入された際や、商品が発送された時など、通知機能があると取引がスムーズにできます。

・チャット機能

取引を行うユーザー間で、メッセージを送付できるチャット機能も必要です。多くの物を出品しているユーザーの中には商品を送り間違えてしまう場合もあるため、ユーザー間での連絡手段は必須と言えます。

・出品者、購入者の評価機能

取引が終了する時、お互いを評価しあう機能があると良いでしょう。そのユーザーの過去の取引の様子を知ることができるため、そのユーザーから購入するかどうかなどの判断材料になります。また、良い評価を得るために丁寧な取引をしようという気持ちも生まれるため、搭載しておくと良い機能の一つです。

フリマアプリ開発にかかる費用・期間の相場

最後に、実際のアプリ開発にかかる費用や期間の相場について解説していきます。

費用の相場

決済機能や購入機能など、フリマアプリとして最低限の機能のみを備えるのであれば、費用的には300万円程度で開発できる場合もあるようです。

しかしそれはあくまで最低限の機能であり、競争が激しいフリマアプリ業界の中で戦うためには、それ以外にも便利な機能や個性的なデザイン、複数OSへの対応など、さまざまな開発を行いアプリの魅力を高めていく必要があります。

そのため最終的には、フルスクラッチ開発にて800万円~1,200万円、さらにそれ以上の費用となるケースも珍しくありません。

ちなみに、開発費の内訳として多くを占めるのはエンジニアの人件費です。これは「人月(エンジニア1人の1ヶ月の作業単価)×人数×開発期間」で計算されます。

一般的に大手の開発会社は人月が高く、中小企業や海外企業などは人月が安い傾向にあります。フリマアプリの開発費は高額ですが、制作の外注先として大手企業を避けることで開発費を抑えられる場合もあります。

人件費のほかにもアプリ制作にはさまざまな費用がかかります。開発費の内訳について詳しくは、こちらの記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

アプリ開発にかかる費用の内訳とは?費用を抑えるポイントも紹介

期間の相場

開発にかかる期間は、どのような開発方法を採用するかによって変わってきます。例えば、ある程度機能やUIの型があるパッケージ商品を採用すれば、費用も期間も抑えられます。しかし、目的にあったアプリをイチから作りたいという場合は、機能数や人員の数によって費用も期間も大きく変わってきます。

まとめ

この記事では、フリマアプリの開発に必要な費用や期間などついて解説してきました。フリマアプリには必須の機能のほか、利便性を向上させるための項目も多くあるので、開発の際にはどのようなアプリを目指したいかを明確にすると良いでしょう。

フリマアプリは世間に広く浸透してきており、さまざまなジャンルの商品を取り扱うサービスが登場しています。新たな視点や使いやすさを追求できれば、新たな定番のフリマアプリを誕生させられるかもしれません。ぜひこの記事を参考にフリマアプリ開発をスタートさせてください。

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Posted by syamamoto