SNSアプリの開発に必要な費用や期間とは?機能とともに解説

近年では、一般消費者だけでなく、企業が商品PRや広報活動のためにSNSを活用する機会が多くなりました。TwitterやInstagramなどの有名SNSを利用する場合や、自社もしくは個人でSNSアプリを開発する場合もあります。
この記事では、そんなSNSアプリの特徴から主な機能の紹介をはじめ、開発にかかる費用や期間を解説していきます。ぜひ、これからSNSアプリの開発をスタートする際の参考にしてください。
SNSアプリとは?
そもそもSNSとは、「ソーシャルネットワーキングサービス(Social Netwaorking Service)」のことで、サービスの登録者同士がネット上で交流できるサービスを指します。登録者同士でコミュニティを形成できるため、人とのつながりが広がりやすく、多くの情報を収集することができます。また、ゲームやアーティストなどのファンサイトSNSなども増えており、参加すれば情報を手軽に入手することができます。
そんなSNSは大きく分けて2種類に分かれます。1つ目は「オープンSNS」と呼ばれるもので、参加したい人が必要項目を登録するだけで利用できます。不特定多数の人に向けて公開することを前提にしており、代表的なものではTwitterやInstagramなどがあります。2つ目は「クローズドSNS」と呼ばれ、限られた人に向けた投稿を行えるサービスです。クローズドSNSの代表例は、LINEなどが挙げられます。
SNSアプリはこうしたSNSのサービスを利用しやすくするためのサービスです。SNSアプリがあることでスマートフォンからSNSへのアクセスが簡単になったり、より扱いやすくなったりするメリットがあります。
SNSアプリに必要な主な機能とは
次に、SNSアプリに必要な機能について紹介していきます。主な機能は以下の通りです。
・ユーザー情報管理機能
ユーザー同士の交流ができるSNSでは、ユーザー情報管理機能は必須です。基本的なユーザー情報の管理・ログイン・プロフィールの編集機能などがあります。最近では外部のSNSと連携できるサービスもあります。
・チャット、メッセージ機能
オープンSNSの場合、不特定多数に向けた投稿とは別に、当事者間でメッセージを送付できるメッセージ機能を持たせているサービスもあります。個別にメッセージを送り合えれば交流をより深められます。
・キーワード検索機能
検索したいキーワードを入力して該当するユーザーや投稿の内容を表示させる機能です。「どんなSNSを開発したいか?」「どのようなユーザーや使い方を想定しているか?」によって、ユーザーの要望を満たす検索機能を持たせることがポイントです。
・タイムライン機能
タイムライン機能とは、フォローしているユーザーの投稿を一覧表示できる機能です。それぞれのページにアクセスしなくても情報を確認できるので、ユーザー間のコミュニケーションを活発にするというメリットがあります。
・リプライ機能
ユーザーが共感したり好感を持った投稿に対して、リアクションができたりする機能です。その投稿に対して返信やスタンプなどをしてコミュニケーションをとれます。例えば、Twitterでは「いいね」機能でリアクションを誰にでも気軽に送付できるので、個別にメッセージを送らなくてもほかのユーザーと交流できます。
ほかにもさまざまな機能を搭載できるので、どのようなSNSアプリを開発したいかによって詳細を検討してみましょう。
SNSアプリ開発にかかる費用・期間の相場
それでは、実際にSNSアプリを開発しようと考える際に、費用はどの程度必要になるのか解説していきます。
費用の相場
開発方法や搭載する機能によって費用は変動しますが、シンプルな機能に絞って開発した場合、約50~200万円が相場であると考えられます。より機能を充実させた場合であれば、約500~1,000万円まで費用の相場はアップします。
また、一般的に知られているTwitterやInstagramなどの大規模アプリの場合、画像や動画のメディアストレージなどを考慮するとサーバーサイドにも大きな費用がかかると想定しなければなりません。
例えば、Twitterと同等のアプリを開発する場合、サーバーサイドの開発費用は約2,240万円、スマホアプリの開発費用は約640万円との試算もあります。
期間の相場
搭載する機能の充実度や開発方法によって変わりますが、約6カ月~1年という長期間におよぶケースが多いようです。
例えば、搭載したい機能をイチから作る場合はフルスクラッチ型と呼ばれ、最短で6カ月から1年以上かかる場合もあります。また、ある程度の型が用意されていて、必要な機能を組み合わせて開発するテンプレート型の開発では平均では3カ月ほどが相場です。
まとめ
この記事では、SNSアプリの主な機能をはじめ、費用や期間の相場をご紹介しました。アプリケーション開発を行うためには、どのようなサービスにするか、ユーザーの規模やターゲットなどをきちんと想定しておく必要があります。そうすることで、必要な費用や時間をある程度コントロールすることが可能です。